NO MUSIC, NO...?

懐かしの洋楽ポップスから最新チャートまでを語るブログです。

【アルバム紹介】2018年のベストアルバム、アークティック・モンキーズ「トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ」

今回ご紹介するアルバムはアークティック・モンキーズの「トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ」(2018)

私は40代半ばのオッサンだが、いい歳になってくると、好きなアルバムを見つけても、あまりアーティスト自身に深くのめり込むというこということがなくなってくる。したがって彼らに関してもこの前作の「AM」を聴いているぐらいなのだが、私の中では2018年No.1と言っていいぐらいおススメのアルバムである。

 

今作は前作に比べるとかなり耽美的というか、やはりイギリスのバンドは一度ここに戻るという印象がある。では具体的にどういったサウンドかというと・・・ロック色はたしかに薄れているのだが、ではジャズっぽくなったのかというとそうでもなく、ボーカルのアレックス・ターナーが傾倒しているオールディーズポップの要素が強くなっている。それでいてビートルズ「アビー・ロード」収録『I want you』そのままといっていいようなギターエフェクトを駆使した60年代風ロックもあるし、とにかく現在において非常に特異な音を鳴らしている。しいて一言で例えるなら10年度版ムード歌謡?

下記はシングルで切られた曲だが、アルバムのほとんどがこんな感じのトーンなので聴いて頂ければ雰囲気が掴めると思う。

 


Arctic Monkeys - Four Out Of Five (Official Video)

 

ビデオを見てもわかる通り、フロントマンのアレックス・ターナーはかなりのナルシスト。個性もかなり強いので、これが受け入れられるかどうかで、このアルバムの評価も変わってくるのかもしれない。

個人的には次のアルバムが最も気になるアーティストの一組だ。

 

トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ

トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ